Notionロールアップに「通貨・パーセント書式」が登場!数式なしで予算や達成率を見やすく整える方法
- 直也 三原
- 5月4日
- 読了時間: 4分

データベースのロールアップで合計や達成率を集計しているけれど、「数字が並ぶだけで読みにくい」と感じたことはないでしょうか。
「150000」と表示されるよりも「¥150,000」と表示されたほうが、ぱっと見で金額の規模を把握できます。「0.85」よりも「85%」のほうが、直感的に状況が伝わります。
これまでNotionでこの表示を実現するには、数式(formula)プロパティをわざわざ別に作り、書式を整える必要がありました。今回のアップデートで、その手間が要らなくなります。
アップデートの概要
2026年4月27日に公開されたアップデートで、ロールアッププロパティに数値の書式設定が追加されました。
具体的には、次のような書式が選べるようになっています。
通貨(米ドル、ユーロ、日本円など)
パーセント
小数点以下の桁数の指定
これまで数式を組み合わせて表現していた「予算の合計」「目標達成率」「コンバージョン率」などが、ロールアップだけで完結するようになりました。
具体的な使い方
操作はとてもシンプルです。
集計したいデータベースで、ロールアッププロパティを作成または編集する
リレーション元と集計対象のプロパティを指定する
集計方法(合計、平均、カウントなど)を選ぶ
「数値書式」のオプションから、通貨やパーセントなど好みの形式を選択する
必要に応じて、小数点以下の桁数を設定する
通貨を選んだ場合は、米ドル・ユーロ・日本円など、使いたい通貨単位をプルダウンから指定できます。
パーセントを選んだ場合は、自動的に百分率へ変換されて表示されます。
これまで「formulaプロパティで関数を書いて…」と試行錯誤していた方は、その作業から解放されることになります。
企業での活用シーン
地味に見えるアップデートですが、Notionで経営管理や案件管理を運用している方にとっては、日々のデータの読みやすさが大きく変わる変更だと感じています。
私自身もNotionで会社のKPIダッシュボードや予実管理を運用していますが、「数字を見やすくする」ことが、そのまま意思決定のスピードに直結する実感があります。具体的にどんな場面で活用できるかを、いくつかご紹介できればと思います。
案件ごとの売上・粗利の集計
クライアント別やプロジェクト別の売上をリレーションで紐付け、ロールアップで合計を表示するとき、「¥」マークや3桁区切りが自動でついていると、画面をひと目見ただけで金額の規模が把握できます。
経営会議や月次レビューの場面で、画面を見ながらそのまま数字を読み上げられるかどうかは、思っている以上に大きな差になります。
目標達成率のダッシュボード化
月次の目標と実績を別レコードで管理し、ロールアップで「実績÷目標」を計算するケースでも、結果を「0.83」ではなく「83%」と表示できるようになります。
経営層やマネージャーに共有する際、書式が整っているだけで「そのまま読める資料」に近づきます。
予算管理・経費精算
部門別やプロジェクト別の予算消化状況をロールアップで集計するとき、通貨書式を設定しておけば、これまでExcelで作っていた予算表に近い見た目を、Notion上でそのまま再現できます。
複数のスプレッドシートに散らばっていた数字を、Notionへ一本化していくときの後押しになる変更だと感じています。
マーケティング指標の可視化
問い合わせ件数に対する成約率や、メール配信のクリック率などのKPIも、パーセント書式で表示するとレポートとしての精度が上がります。
私が日々運用しているマーケティング系のデータベースでも、この機能を使ってダッシュボードを少しずつ整え直しているところです。
まずは身近なロールアップから試してみる
新機能はインパクトの大きいものに目が行きがちですが、こうした「日々の見やすさ」を支える小さな改善こそが、Notionを長く使い続けられる仕組みづくりを支えてくれます。
すでにロールアップを使っているデータベースがあれば、まずは1つのプロパティから書式設定を試してみていただけると、その違いを実感していただけるはずです。
「うちのNotionはロールアップを活用しきれていないかもしれない」「データベース設計から見直したい」と感じている方は、お気軽にご相談ください。
御社の業務に合わせた最適な設計を、一緒に考えさせていただきます。
株式会社NOMORE 【Notion事務局】



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