Notionのカスタムエージェントが「サブエージェント」連携に対応|AI社員同士で仕事を引き継ぐ仕組みの作り方
更新日:9月29日

NotionでAI社員(カスタムエージェント)を活用する企業が増えてきました。
その一方で「議事録の整理はこのAI、タスク登録はあのAI」と、エージェント同士の取り次ぎを人が担っている現場も少なくありません。
2026年9月15日に公開されたNotion 3.7では、その「間の取り次ぎ」をAI同士が引き継ぐ新機能が加わりました。今回はポイントを絞ってお伝えします。
何が変わったのか

カスタムエージェントが別のカスタムエージェントを「サブエージェント」として呼び出せるようになったことです。
親となるエージェントが状況を見て役割を振り分け、専門のサブエージェントが処理を引き継ぎます。それぞれに指示・参照する情報・操作できる範囲・AIモデルを個別に設定でき、最後は親が結果をまとめて返してくれます。
向いている企業と、急がなくていいケース
向いているのは、すでに複数のエージェントを運用していて、間の取り次ぎや転記に時間を取られている企業です。
会議後の整理、進捗の更新、問い合わせの振り分けなど、決まった流れの引き継ぎが多い現場ほど、効果を実感しやすいと思います。
反対に、まだエージェントを1体も運用していない段階や、日々の記録がNotionに溜まっていない段階であれば、急がなくて大丈夫です。
まず日報や顧客対応の記録など、データが溜まる土台を整える方が先です。記録が育つほど、エージェントの精度は上がっていきます。
具体的な始め方
前提として、カスタムエージェントはBusiness/Enterpriseプラン向けの機能です。
最新の対象プランは、公式案内でご確認いただけると確実です。
連携の親にしたいカスタムエージェントの設定画面を開きます
呼び出したいエージェントをサブエージェントとして登録します
それぞれの役割・参照する情報・操作範囲・AIモデルを個別に整えます
まず小さな仕事で試し、実行の記録を見ながら指示を調整します
ポイントは**「1エージェント・1業務」**という考え方です。万能な1体を目指すより、役割を絞ったエージェント同士を連携させる方が、精度もコストも安定します。
ページへの埋め込みは、使ってほしいページにエージェントを配置する形です。手順書のページに「質問用のエージェント」を置いておく、といった使い方がイメージしやすいと思います。
企業での活用シーン
私たち株式会社NOMOREでは、業務の流れごとに役割を分けたAI社員を40名以上運用しています。
これまで人が「次はこのAI社員に渡す」と取り次いでいた部分を、サブエージェントとして設計できるようになるのは、運用の形が一歩進む変化だと感じています。
公式の公開事例では、Remote社が5つの専門エージェントでITヘルプデスクを運用し、約4件に1件をAIだけで解決。ツール集約とあわせて、年間約50万ドル(1ドル150円で換算すると約7,500万円)のコスト削減につなげたと紹介されています。
もちろん、同じ成果がどの企業でも出るわけではありません。ただ「万能な1体」ではなく「分業するAI」という考え方の実例として、参考になると思います。
おわりに
新機能は「まず小さく試す」のがおすすめです。連携させたい流れが決まったら、1つの引き継ぎだけ試してみてください。
自社の業務課題や改善の優先順位を気軽に整理できる「業務基盤タイプ診断」をご用意しています。結果はメールでお届けしますので、まずは現状の見える化からどうぞ。
静岡を拠点に、オンラインで全国の中小企業のNotion構築・伴走支援を行っています。
株式会社NOMORE 【Notion事務局】



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