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Notionで「社内問い合わせ」を自動化する|エージェント機能で回答が5秒で返ってくる仕組みの作り方

  • 執筆者の写真: 直也 三原
    直也 三原
  • 3月4日
  • 読了時間: 5分
Notionで社内bot構築


※本記事の事例は、実際の支援内容をもとに企業名を仮名にして紹介しています。



「同じ質問、何度も答えていませんか?」

「有給の申請ってどこからやるんでしたっけ?」

「この作業の手順書ってどこにありますか?」

「新しいお客様への提案書のフォーマット、誰が持ってる?」


こういった質問が毎日飛んでくる職場では、回答する側の担当者が何度も手を止めて対応しています。


私は小売業で14年間現場を経験し、今はNotionを使った中小企業の業務効率化支援を行っています。


その中で強く感じているのは、社内への問い合わせ対応にかかっている時間が、想像以上に大きな損失になっているということです。

答える側は自分の仕事を中断される。

聞く側も「また迷惑をかけてしまう」と気を遣う。


この繰り返しが、組織全体の集中力を静かに奪っています。



社内問い合わせが絶えない3つの理由


マニュアルがあっても、どこにあるか分からない

手順書や規則は作った。

でも、どこに保存されているかを把握しているのは作った本人だけ。

「確認すれば分かる」はずが、「どこを確認すればいいかが分からない」という状況になっています。


答える担当者が属人化している

「これはAさんに聞けば分かる」という状態は、Aさんの退職や異動でたちまち崩壊します。

知識が人に紐づいている限り、組織は常に属人化リスクを抱えることになります。


検索しても目的の情報にたどり着けない

情報はあるのに、検索で見つからない。

タイトルや格納場所が統一されていないと、結局「誰かに聞く」方が早いという判断になります。



ある自動車販売店での実践例

ある自動車販売店では、スタッフからの問い合わせ対応が管理部門の大きな負担になっていました。


マニュアルはNotionで整備されているのに、「どのページを見ればいいか分からない」という声が後を絶たなかったのです。

そこで取り組んだのが、Notionのエージェント機能を活用した社内Botの構築です。

仕組みはシンプルです。


  1. スタッフがNotionのフォームから質問を入力する

  2. フォームの回答がデータベースにページとして自動追加される

  3. Notion AIエージェントが新規ページを検知し、マニュアルデータベースを参照して回答を生成する

  4. 回答はデータベースのプロパティに自動で書き込まれ、スタッフへ届く


質問から回答まで5秒〜10秒以内に完了します。

スタッフは誰かに声をかけることなく、フォームに質問を入れるだけで答えが返ってくる。

管理部門の担当者も問い合わせ対応から解放され、本来の業務に集中できるようになりました。


さらにこの仕組みの優れた点は、ゲストユーザーとして招待された外部スタッフも利用できることです。


1名が設定をすれば、フォーム経由でゲストも同じ恩恵を受けられます。

コストも1回の問い合わせあたり約15円程度と、担当者が手を止めて対応するコストと比べれば圧倒的に効率的です。



知識をデータベースに集約し、AIに引き出させる

私自身も、クライアント対応のナレッジや業務手順をNotionのデータベースに蓄積し、Notion AIを使って引き出す仕組みを日々活用しています。

「このクライアントの過去の対応は?」「あの提案で使ったフォーマットは?」


こうした問いに、AIが蓄積された情報をもとに即座に回答してくれます。


情報を整理して入れておく、そしてAIに引き出してもらう。


この二段構えの設計が、一人で多くのクライアントを担当しながら品質を保てている理由の一つです。



社内Botを構築する3つのステップ


1. 回答させたい知識をデータベースに集約する

社内Botの精度は、参照するデータの質に依存します。

まずはよく聞かれる質問とその回答を、一つのNotionデータベースに整理します。

マニュアル・規則・FAQ・手順書を一箇所に集めることが、最初の重要な作業です。


2. フォームで質問を受け付ける仕組みを作る

Notionのフォーム機能を使い、スタッフが質問を入力できる窓口を作ります。

フォームに入力された内容は自動でデータベースに追加されるため、質問の記録も蓄積されていきます。


3. エージェントで自動回答の仕組みを設定する

Notion AIエージェントに、フォームの新規ページを検知したら知識データベースを参照して回答するよう設定します。

回答はプロパティに書き込まれ、スタッフへ届く流れを作ります。



「誰かに聞かなくていい」環境が、組織の自走力を高める

社内Botの本質は、知識の民主化です。

ベテランしか知らなかった情報が、誰でもアクセスできる形になる。


新しいスタッフも、入社初日から必要な情報を自分で引き出せる。


「誰かに聞かなければ仕事が進まない」状態から「自分で確認して動ける」状態への変化は、組織の自走力を根本から変えます。

問い合わせ対応に費やしていた時間が、本来の仕事に使えるようになるのです。


知識をデータベースに入れ、AIに引き出させる。


これが、中小企業が少人数で高い生産性を実現するための、これからの標準的な仕組みです。



まずは相談してみませんか

「同じ質問への対応に、毎日どれだけの時間をかけていますか?」

「マニュアルはあるのに、誰も使いこなせていない」


そんな状況であれば、まずはお気軽にご相談ください。


御社の知識の整理から社内Bot構築まで、一緒に設計していきましょう。

 
 
 

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