Notionで「営業の事前準備」を仕組み化する|商談成約率を劇的に上げる情報の使い方
- 直也 三原
- 2月28日
- 読了時間: 5分

※本記事の事例は、実際の支援内容をもとに企業名を仮名にして紹介しています。
商談の前に、どれだけ準備していますか?
「とりあえず資料だけ持って行けば大丈夫だろう」
「相手の会社のことは、ホームページをざっと見ればいいか」
「前回何を話したか、正直あまり覚えていない」
中小企業の営業現場では、こうした状態のまま商談に臨んでいるケースが少なくありません。
私は小売業で14年間現場を経験し、今はNotionを使った中小企業の業務効率化支援を行っています。
自分自身、Notionの導入提案で商談成約率80%以上を維持していますが、その最大の理由は才能でも話術でもありません。
商談前の「事前準備」を徹底的に仕組み化していること。
これに尽きます。
商談の成約率が上がらない3つの原因
相手のことを知らないまま臨んでいる
商談相手の会社がどんな事業をしているのか、どんな課題を抱えていそうか。
この情報なしに提案をしても、相手の心には響きません。
「うちのことを分かってくれている」と感じてもらえるかどうかで、話の聞き方が根本から変わるのです。
過去のやり取りが記録されていない
以前の商談で何を話したか、どんな反応だったか、何を課題として挙げていたか。
こうした情報が記録されていないと、毎回ゼロからのスタートになります。
「前回お話しいただいた件ですが」の一言が言えるだけで、信頼感は大きく変わります。
失注の理由を振り返っていない
成約できなかった案件について、「なぜ決まらなかったのか」を記録していない。
同じパターンの失注を何度も繰り返しているのに、気づけない。
これでは、営業の質は一向に上がりません。
ある環境サービスの企業への提案事例
ある解体・環境サービスを手がける企業に対して、Notion導入の提案を行ったときのことです。
商談の前に、その企業の事業内容を徹底的に調べました。
どんな業務を行っているのか、どんな課題がありそうか。
その上で、Notionで実際に動くサンプルページを事前に作成して持参しました。
一般的な営業資料を見せるのではなく、その企業の業務に合わせた画面を見せる。
「御社だとこういう使い方ができます」と具体的に見せることで、相手は自社での活用イメージを瞬時に掴むことができます。
加えて、そのサンプルページは広告出稿後のランディングページとしても活用できる設計にしました。
一つの準備が、提案の説得力と今後の展開の両方に効くようにしたのです。
結果、「今までのツールの中で一番いい」という評価をいただき、前向きに導入検討が進みました。
この成果は、商談当日のトーク力ではなく、事前準備の質が生み出したものです。
準備を仕組み化して成約率80%を維持する
私は商談前に必ず行うことを決めています。
まず、相手企業の情報を調べ、Notionに記録する。
事業内容、従業員規模、抱えていそうな課題。
これらを把握した上で、その企業に合わせたサンプルページやプロトタイプを事前に作成します。
商談では、アイスブレイクから入り、ヒアリングで相手のニーズを引き出し、それに対する解決策として提案を行い、クロージングする。
この一連の流れを「営業のセット」として毎回実行しています。
そして商談後には、音声で振り返りを記録する習慣を続けています。
「何が響いたか」「どこで相手の表情が変わったか」「次に何をすべきか」。
移動中に声に出すだけで、Notionに記録が残ります。
この仕組みが効いているのは、失注したときです。
ある案件で「今回は見送りで」と言われた際、その場で理由を聞けなかった経験があります。
なぜ決め手にならなかったのかを確認しないまま終わってしまった。
この反省から、失注理由を必ず確認し、Notionにナレッジとして蓄積するルールを設けました。
同じ失敗を繰り返さないための記録を残す。
これがNotionを使う本当の意味だと考えています。
さらに、様々な業種のクライアントと関わる中で蓄積されたナレッジが、次の商談の武器になっています。
Notion AIに「この業種の企業が抱えがちな課題は?」と聞くだけで、過去の経験をもとにした情報が整理されて返ってくる。
業種が違っても共通する課題パターンが見えてくるので、初めての業種でも的確な提案ができるようになっています。
営業の事前準備を仕組み化する3つのステップ
1. 商談前の「準備リスト」をテンプレート化する
商談ごとにゼロから準備するのではなく、Notionのデータベーステンプレートに「準備項目」を設定します。
相手企業の事業概要、想定される課題、提案の方向性、持参する資料。
これらを毎回埋めていくだけで、準備の質が安定します。
2. 商談後の振り返りを「記録する習慣」にする
商談が終わったら、その日のうちにNotionに記録を残します。
決まったこと、相手の反応、次のアクション。
音声入力を使えば、移動中でも1分で記録できます。
この習慣があるだけで、次回の商談準備にかかる時間が大幅に短縮されます。
3. Notion AIで蓄積情報を次の商談に活かす
商談記録が蓄積されると、Notion AIが力を発揮します。
「この企業との過去のやり取りをまとめて」「この業種で成約した案件の共通点は?」
こうした問いかけに、蓄積されたデータをもとにAIが回答してくれます。
過去の経験が、次の商談の成約率を高めるナレッジとして機能するのです。
準備の質が、営業の質を決める
営業力は、話術やカリスマ性で決まるものではありません。
相手のことをどれだけ知っているか。
過去の経験をどれだけ活かせているか。
失敗からどれだけ学んでいるか。
この3つが揃えば、商談の成約率は自然と上がっていきます。
営業の事前準備を「気合い」ではなく「仕組み」で回すこと。
それが、中小企業の営業力を根本から高める最も確実な方法です。
まずは相談してみませんか
「商談の準備に時間がかかりすぎて、件数をこなせない」
「営業の属人化が激しく、担当者によって成約率に差がある」
そんな状況であれば、まずはお気軽にご相談ください。
御社の営業プロセスを整理し、準備から振り返りまでを仕組み化する方法を一緒に考えていきましょう。



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